第1回 熊本セブンズフェスティバル」開催!

 熊本県ラグビー協会セブンズプロジェクト委員会による熊本では初めての7人制公式試合
 「第1回熊本セブンズフェスティバル」が3月11日(日)17日(土)の2日間にわたり熊本県民総運動公園ラグビー場で開催されました。
 7人制のグラウンドサイズはフルメンバー15人制と同じでルールもほとんど変わりません。FW3名にハーフ1名、BK3名で試合をしますが、試合時間は7分1分7分の15分で、選手交代が簡単だったり、スクラムは3人で組み(中学は押しなし)、トライ後のコンバージョンはドロップキック、またトライ後のキックオフはトライした方が蹴るなどの違いがあります。フルメンバーと違い狭いスペースでコンタクトプレイでの突破をしたりせずに、空いたスペースを探しまた作ってパスをつないでゆく展開ラグビーが主体となります。 初日は高校の部に11チーム、大学・社会人の部に5チーム(肥後銀行はオープン出場)が参加しました。ちょうど1年前に東北大震災が起こった日でもあり、開会式で全員による黙祷を捧げたあとゲームに移りました。大学・社会人の部では予選リーグを勝ち抜いたピカソクラブと熊本サンデーズとの決勝戦となりましたが、開始早々続けて2Tを挙げたサンデーズに対し最後まであきらめず粘りを見せたピカソクラブが引き分けかと思われた後半終了直前に逆転し初代チャンピオンになりました。
 11校参加の高校の部では同じく予選リーグを勝ち抜いた6チームで決勝トーナメントを行い熊本西と専大玉名が決勝に進出。フルメンバーのゲームと同様に走力を生かした展開ラグビーを得意とする熊本西が専大玉名に圧勝し栄えある初代王者となりました。しかしながら、登録選手12名でフルでの試合ができない専大玉名が気迫を見せたプレイで2Tをもぎ取り、その健闘が光った試合でした。
 2日目は中学の部で8チームが参加、普段の12人制と違う試合に戸惑いながらも雨空を吹き飛ばす元気なプレイを見せてくれました。決勝戦は玉名グリーンベルトと熊本ラグビースクールのスクール勢同士となりましたが、わずかに走力に勝ったグリーンベルトが最初のチャンピオンとなりました。中学の場合、まだまだセブン特有の動きとは遠いプレイが多かったものの、それでも徐々に7人制の面白さを体験していったようです。
 2016年リオデジャネイロオリンピックから開始される男女7人制ラグビーですが、中学生から7人制に親しめば熊本からオリンピック選手輩出も夢ではありません。これからも熊本県ラグビー協会では7人制のレベルアップを図るこのような大会を開催していきます。皆様のご理解とご支援をお願いします。

第1回 熊本セブンズフェスティバル【試合結果】
大会1日目 3月11日(日)大学・社会人、高校の部
予選グループ
*肥後銀行は混成チームのためオープン参加。
【決勝トーナメント】



大会2日目 3月17日(土)中学の部



【決勝トーナメント】

優勝 玉名グリーンベルト

第1回 熊本セブンズフェスティバルグラフィティ
※写真をクリックすると大きい画像が表示されます。


(H24.10.1更新)