熊本県内には現在、幼稚園児が在籍するラグビースクールから８０歳代までプレイしている惑チームまでおよそ５０チームほどラグビーチームが存在しています。
　ふだん、なかなかアピールする機会がありませんので自分たちのチーム紹介コーナーを設けました。７回目の今回は第二高校、龍田中学校の２チームです。
　なお、次回ぜひ載せてほしいというチームがありましたら、遠慮なくお申し出ください。

監督　内　村　可　德

１　はじめに
　本校ラグビー部は昭和３８年（１９６３年）に創部された。今年１月に５０周年記念祝賀会を開催した。ＯＢの方たちは、 選手・マネージャーで５００名を超しており、各界でご活躍なさっている。
　今回は、このような機会を与えていただいたこともあり、感謝の念を感じつつ本校ラグビー部のことについて振り返ってみたい。

２　沿革
　学校から発刊されている周年記念誌をもとに歴史を振り返ってみたい。なお、記述すべきことは多岐にわたっていますが、 紙面の都合上割愛しているものも多くあります。ご容赦ください。

昭和４６年５月	九州大会県予選で優勝し、九州大会へ初出場
１１月	中九州大会出場
昭和５８年１月	ＲＫＫ杯・新人大会　３位
５月	高校総体　ベスト８
昭和５９年５月	高校総体　準優勝
１１月	全国大会予選　３位
昭和６０年１月	ＲＫＫ杯・新人大会　３位
昭和６１年５月	高校総体　優勝　九州大会出場
１１月	全国大会予選　準優勝
昭和６３年１月	ＲＫＫ杯・新人大会　３位
昭和６３年５月	高校総体　ベスト４
平成元年５月	高校総体　ベスト４
平成６年１月	ＲＫＫ杯・新人大会　３位
平成１４年５月	保護者会発足
８月	ＯＢ会発足
平成２５年３月	九州１０人制大会２位トーナメント優勝

　ご覧のとおり、戦績としても黄金期と呼ぶに相応しい時期がある。さらに特筆すべきことは、いわゆる専門家の指導者が不在であった時期で あったということである。本校校訓の一つである「自主積極」の精神がいかんなく発揮されていたことは想像に難くない。この時期の卒業生には、 現在も熊本県ラグビー界でご活躍なさっている方々も多いことを付け加えておく。

３　いま大切にしていること
　最近は残念ながら「部員数の確保」が最優先項目になっているが、「競技を長く愛し続けてくれること」も目標に指導にあたっている。その達成のために、 ＯＢ会や保護者会には大会参加や合宿をはじめとして、常日頃から物心両面から多大なるご理解とご協力をいただいおり、 とても感謝している。現役部員の中には進学後も競技を続けたいと強い希望を持つ者がいたり、指導者となる夢を抱いている者も多い。このような 生徒一人ひとりを大切にした指導を継続していくことで、再び黄金期が到来するものと期待している。

４　終わりに
　第二高校の監督として３年目になったが、本校ラグビー部に関わっていただいている皆様のご厚情に支えられていることに日々感謝しながら、 グラウンドに立っている。先輩諸氏の後に続いていける生徒たちの育成に今後も励んでいきたいと改めて感じた次第である。
　今後とも相変わらぬご声援を賜れれば幸いである。




　　　　　2013年　花園予選


　　　　　2014年　宮之城合宿

監督　山部　洋樹

　龍田中ラグビー部は、今年で創部１８年目を迎えます。龍田中学校自体が熊本市の中でも歴史の浅い学校で、 平成５年に熊本市立楠中学校から分離し、龍田中学校としてスタートしました。当時の指導者は山隈　修先生（現西原中学校教諭）の指導のもと 平成9年には県中体連大会優勝、同年新島旗九州中学校ラグビー大会準優勝という戦績を残しました。その後、中村澄夫先生（龍田中学校退職）が受け継がれ、 平成20年度より、現山部　洋樹先生が指導にあたられている部活動です。近年は、部員不足に悩まされる年が多く、 試合は隣の校区の東部中学校との合同チームとして活動することが多くなっています。合同チームとしては、 平成24年度　熊本市中体連大会準優勝、熊本県中体連大会3位、新島旗中学校ラグビーフットボール大会出場、 平成25、26年度熊本市中体連大会3位という成績を残しました。
　人数は少ない中での活動ですが、固いグランドを掘って柔らかくしながらのコンタクト練習やボールタッチの回数を多くして上達を目指し、 めきめきとスキルや技術が上がる生徒が増えています。近年では、本校を卒業する生徒で高校からラグビーを始めてくれる生徒や卒業後も、 高校でラグビーを続けてくれる生徒が増え、卒業生の活躍を目にするシーンが高校でも見られるようになりました。人数は少ないですが、 しっかりとつないでいきたいと思っております。どうぞグラウンドに足を運んで、龍田中ラグビー部を応援して下さい。

(H26.10.1更新)