楽苦美コラム:ウォーターブレイクNo.4
Samurai Twitters Vol.4

「ヘッドキャップと安全」

サムライヒロ


 高校、大学、トップリーグや国際試合など、ウインタースポーツのラグビーがテレビで多く 放映される季節になってきました。
 試合を見ていると高校生だけが全員ヘッドキャップをかぶっています。大学生では一部のプレヤーのみ、トップリーグや国際試合ではほとんどがかぶっていません。安全面を考えると着用した方がいいような気がします。
 本来このアイテムは、スクラムキャップやイヤープロテクターと呼ばれ、スクラムを組む時に 第2列ロックの耳が、フロントローのデカイお尻の間で擦れるのを防止するためのものでした。
 当初のヘッドキャップは頭部の保護が目的ではなかったのです。ラグビーの国際化やプレイの変化にともないヘッドキャップに求められるものが変化してきました。日本では高校生以下に着用を義務づけていますが、海外ではヘッドキャップよりも マウスガードを義務づけているところもあります。
 ヘッドキャップやサポーター類は、安全を保障するものではありません。着用したから安全ではなく「やっぱり、自分自身と他のプレヤーの身を守るためのスキルだよな。」と肉弾戦が 繰り広げられるテレビの前でつぶやいています。ラグビーで怪我したら楽しくないですからね。


 「ヘッドキャップとは関係ありませんが、国際試合に出場した回数を示す「キャップ数」の語源となったキャップの画像です。」